現在、スタジオにおいてあるアンプ類はこんな感じです。
左:ベース用
中上:リード用
中下:リズム用
右上:キーボード用
右下:リズム予備
シグマは今までもいろんなアンプを使ってきてます。例えばベンチャーズ’71のステージに鎮座していたオレンジ色の「スーパー・バーニー」フェンダー「ツイン・リバーブ」、ベンチャーズで有名になった「ロイヤル」。ここはシグマの本拠地の近く立川市に本社があって、当時お弁当やさん「ロイヤル弁当」も経営しておりました。
(今はありませんが…)ほとんどをリズム勝氏が改造しております。
ここでは最近の機材をご紹介いたしましょう。
ヤマハ KS-100
マエストロが使用のキーボード用、パワード・スピーカーです。
スピーカーは100Wの38cmウーファーとホーン型ツィーターがついています。
すでに結構長く使っているので、(15年ほど!?)いいとこ古いですが、これがいい音してます。ヤマハの中でも名機に入るのではないでしょうか。
入力が4ラインで使い勝手も良好。
ライブではPAにラインでお任せしてしまいますが、モニターとして使っています。オールマイティーに使えます。
Roland Jazz Chorus-60改
さて、やっと出ました!?リズム勝氏のアンプです。
最近完成いたしました。
何が「改」かというと、まずスピーカーを交換しております(写真下)オリジナルはローランドの30cmですが、これにはJensenの25cmが2発入っています。これによって音の輪郭がよりはっきりし、中域~高域もきれいに発音します。
また回路もいじっており、パワーアップしております。これってすでにJC60じゃない!?
さてここでリズム勝氏より問題です。
「このアンプの前面のカバーネットの材料は何でしょうか?正解の方には同じアンプを実費で製作します(ジョーク)」
変わった素材です。
元のJC-60がこれ。
グヤトーン ZIP1500 ’95
とっつあん中村氏のメイン機です。
このアンプは’70年代のトランジスタ・アンプに音が似ていて、小型で高出力なのが気に入っているところだそうです。高音の繊細さには欠けるきらいはありますが、全体的に扱いが楽。
スピーカーは30cmのJBLで最高出力150W。何度か故障はしていますが、まだ使いたいアンプ。
発売当時のイメージ・キャラクターにはあの!アル・ディ・メオラが採用されていました。後にZIP1500/MJという三根信宏モデルを発売。
HARTKE(ハートキー)社製ベースアンプ、スピーカーユニット
僕が中村スタジオでメインで使用しているベースアンプヘッドLH1000(出力1,000W)とスピーカーHX112(入力300W、30cmX1発) 2台のセットです。基本的にベースアンプのヘッドはできるだけ高出力の物を用意し、その出力のおいしい部分(ボリュームの1/3くらいのところ)を使用するという、僕自身のこだわりから選んだユニットです。それとこのメーカーの製品、チャイナで部品組み立てしている(メイド・イン・チャイナではない!)わりには品質もよく、価格が安いというのも購入の大きな理由のひとつです。僕は以前からHARTKEのアンプを愛用していますが、とにかく癖の無い、トーンコントロールのシンプルさが魅力の高出力アンプで、今回ご紹介しているユニットはその最新型のものです。ベンチャーズファンの皆さんは、こんなアンプは観た事も聞いた事もないかと思いますが、僕はアクティブタイプ(ベース本体にアンプと電池が内蔵されている)のベースを好んで使用するので、古い時代のチューブアンプよりも、どちらかと言うとソリッドステートタイプ(トランジスタ製)のアンプの方が相性も良く小型・軽量なので好んで使用しています。広い会場のライブでの演奏にはこのスピーカーでは小型すぎるので、同社製のHX410(入力1,000W、30cmX4発)スピーカーを別に2台所有、2段積みにして使用しています。こちらは最近なかなか出番がなく、自宅でじゃまな置物と化しています。来年予定している40周年記念コンサートでは、会場にもよりますが、きっとその性能をいかんなく発揮してくれることでしょう。とにかく、ベースアンブは高出力のヘッドと大型で重量級スピーカーセットが一番!でも運搬する時は地獄です・・・。
↑とか言いながら、本番では「アンペグ」をつかっておりました。へへっ!